1981年に発売されたLUXMANのプリメインアンプで、出力は80W+80W(8Ω)です。デュオ・ベータplus-X回路を搭載し、2段階のNFBとDCサーボを組合わせて、音質と安定性を追求しています。幅464㎜でL-507とL-309の中間のサイズの製品となっています。 　 　レコード再生を重視した設計で、MCカートリッジ対応のフォノイコライザは、カスコード接続FETディファレンシャル・アンプを入力とし、A級シングルエンデッド・プッシュプルによる出力の構成で優れた裸特性を得、さらにデュオベータ回路で音質を仕上げています。 　 高出力ののMCカートリッジに対応できるように、カートリッジ切り替えSWがフロントパネルに設けられています。 　フォノ・ストレート機能を搭載しており、スイッチをONにすると、イコライザ部とパワー部を直結します。このとき、パワーインジケータが電球色から緑色に変化します。多色LEDの無い時代で、2つの電球で実装されています。ランプ切れ状態だったため、LEDに換装しました。 　出品機は、外部内部ともまずまずの状態です。本体及び木製キャビネットに目立つ傷や錆はありません。VR、SW類に気になるようなガリやノイズはありません。パネル分解洗浄、DCバランスアイドル電流調整を実施しています。 　フォノ、ラインともきれいな音で再生します。 【VR交換修理について】 　本機は、入手時点でVRを絞り切っても音が出る状態でしたので、同規格のVRに交換しました。このモデルには多い故障ですので、入手の際には交換済みのものをお勧めします。